南仏ニームの午後、ネコ執事と午後の田舎ごはん
パリの朝を後にして、ネコ執事オリバーと私は南仏ニームへ。
石畳とラベンダーが香るこの町は、どこか懐かしくて、 通りすがりの猫たちも「ようこそ」と言ってくれている気がしました。
今日の目的は、南仏の定番――ブランダード・ド・モリュ。 塩ダラとニンニク、オリーブオイルを練り合わせた、 なめらかなペースト状のごちそうです。
ネコ執事、田舎テラスで昼ごはん
裏通りの小さなカフェテラス。 木製のテーブルの上に並ぶのは、ブランダード、バゲット、山羊チーズ、ハーブティー。
「ご主人様、この料理は、塩と太陽と風が育てた芸術でございます」
オリバーはパンにブランダードをぬりぬりしながら、ひと口。
「ふわふわ…しょっぱくて、やさしい…」 私はぼんやりと、午後の陽にとけていきました。
今日の空想メニュー
- ブランダード・ド・モリュ:塩ダラとニンニクの南仏伝統ペースト
- 山羊チーズ:ちょっとクセのある白いチーズ。バゲットにぴったり
- ハーブティー:ラベンダーやタイムが香る、田舎の午後の定番
ふたりの旅マップ
パリからニームへ。ふたりの旅路を描いた空想マップはこちら:
おまけのネコ風ことわざ
「ブランダードがあるなら、ケンカは明日にすればいい。」
――南仏ニームの猫たちより
次回予告:エズ村の午後、ラタトゥイユと崖のネコ